【考察シリーズ】食べすぎの栄養不足、というワナ
こんにちは
プラナガーデン・身体バランス調整士 吉田です
年明けのラーメン事件以降、
食について考える機会が多くなりました。
先日、こんな本を読みました
『外でも粗食』
(著/幕内秀夫)
この本の中で私が気になったポイントは、
「複合栄養素欠乏症」(ふくごうえいようそけつぼうしょう)についてです。
この用語が業界標準かどうかはともかく、
いわゆる、食べ過ぎの栄養素不足、というやつです。
ポテチやスナック菓子などは、
カロリーばかりあって、栄養素がありません。
この種の食べ物のことを、
英語では「empty calorie:エンプティカロリー」といい、
つまり、「栄養がからっぽ」という意味だそうです。
と、ここで、私は思いました。
専門家は、食べ物を
「カロリー」と
「栄養素」に
分けて考えるんだなあ、、、と。
ふむふむ
以下、吉田の考察です。
まず食べ物を、「カロリー」と「栄養素」で分類します。
栄養もカロリーもある
・肉、魚、乳製品、など
栄養はあるが、カロリーがない
・きのこ、海藻類、など
栄養はないが、カロリーがある
・スナック菓子、酒、など
栄養もカロリーもない
・水、こんにゃく、など
これらの4つについて、
3番がもっとも世に出回っています。
これを勝手に、『第3分類』と呼ぶことにします(笑)
そこに、以下のファクターを追加します。
手間
利便性
価格
刺激
そして、それぞれ〇△×と評価します。
栄養もカロリーもある
・肉、魚、乳製品、など
手間 :そのままでは食べられない→
利便性:スーパーなどで購入できる→
価格:比較的高い→
刺激:そのままでは味が薄い・調味料で調整→
栄養はあるが、カロリーがない
・きのこ、海藻、野菜類、など
手間 :そのままでも食べられるものがある→
利便性:スーパーなどで購入できる→
価格:比較的安い→
刺激:そのままでは味が薄い・調味料で調整→
栄養はないが、カロリーがある
・スナック菓子、酒、など
手間 :そのままでも食べられる→
利便性:スーパー・コンビニなどどこでも購入できる→
価格:品物による→
刺激:うまみ・甘み成分などの強い刺激→
栄養もカロリーもない
・水、こんにゃく、など
手間 :そのままでも食べられるものがある→
利便性:スーパーなどで購入できる→
価格:品物による→
刺激:そのままでは味気なし→
これを見ると、
スナック菓子などの第3分類は
調理に手間がかからず、
利便性が高く、
ものによっては安価で
味の刺激が強い、
といえますね
つまり、栄養豊富な1番と2番を積極的に食べない
(もしくは食べられない)人の中には、
単に経済的な問題だけでなく、
「手間」「利便性」というハードルもあるから、
それを摂らないという可能性があります
そして、単に食べ物が
「必要栄養素を取って、
明日も生きながらえる」
というコンセプトで消費されなくなってきている今、
食に対してエンターテイメント要素を求める傾向も多分にあるため、
「刺激のあるもの」が好まれている、ということでしょうか
1番と2番を豊富に用意できる
生活環境ならいいでしょう
しかし、都会に住む社会人は、
9時~5時に残業つけて、
そこから通勤時間1時間以上、
21時以降の帰宅になるような人が多いはず
それまでに気力体力の多くを使い切ってしまっていたら
もう8時間後には家を出ないといけないような状況だったら
「食」に興味があり、
それが癒しとなるタイプの人ならいいのですが、
そうでない場合、
これ以上、何かに「手間」や「時間」、
「精神的リソース」を費やせるでしょうか
否。
この食に対する格差は止まらないし、
この流れはどうやっても止められない、と私は考えます。
この対策として、海外では、スナック菓子や清涼飲料水に、
酒税と同じく税金を課す国もあるほど。
だけど、酒税があるからといって、
お酒を飲む人がいなくならないように、
課税しても「第3分類」を好む人は必ずいるでしょう。
しかし、少なくとも、自分は選べます
どうすればいいのか、
答えは自分で探していくしかないのではないかなあ~
などと吉田は思いました
みなさんは、どう思われますか~
では、また
身体バランス調整士 吉田 佳代

プラナガーデン・身体バランス調整士 吉田です

年明けのラーメン事件以降、
食について考える機会が多くなりました。
先日、こんな本を読みました

『外でも粗食』
(著/幕内秀夫)

この本の中で私が気になったポイントは、
「複合栄養素欠乏症」(ふくごうえいようそけつぼうしょう)についてです。
この用語が業界標準かどうかはともかく、
いわゆる、食べ過ぎの栄養素不足、というやつです。
ポテチやスナック菓子などは、
カロリーばかりあって、栄養素がありません。
この種の食べ物のことを、
英語では「empty calorie:エンプティカロリー」といい、
つまり、「栄養がからっぽ」という意味だそうです。
と、ここで、私は思いました。
専門家は、食べ物を
「カロリー」と
「栄養素」に
分けて考えるんだなあ、、、と。
ふむふむ

以下、吉田の考察です。
まず食べ物を、「カロリー」と「栄養素」で分類します。

・肉、魚、乳製品、など

・きのこ、海藻類、など

・スナック菓子、酒、など

・水、こんにゃく、など
これらの4つについて、
3番がもっとも世に出回っています。
これを勝手に、『第3分類』と呼ぶことにします(笑)
そこに、以下のファクターを追加します。




そして、それぞれ〇△×と評価します。

・肉、魚、乳製品、など









・きのこ、海藻、野菜類、など









・スナック菓子、酒、など









・水、こんにゃく、など








これを見ると、
スナック菓子などの第3分類は
調理に手間がかからず、
利便性が高く、
ものによっては安価で
味の刺激が強い、
といえますね

つまり、栄養豊富な1番と2番を積極的に食べない
(もしくは食べられない)人の中には、
単に経済的な問題だけでなく、
「手間」「利便性」というハードルもあるから、
それを摂らないという可能性があります

そして、単に食べ物が
「必要栄養素を取って、
明日も生きながらえる」
というコンセプトで消費されなくなってきている今、
食に対してエンターテイメント要素を求める傾向も多分にあるため、
「刺激のあるもの」が好まれている、ということでしょうか

1番と2番を豊富に用意できる
生活環境ならいいでしょう

しかし、都会に住む社会人は、
9時~5時に残業つけて、
そこから通勤時間1時間以上、
21時以降の帰宅になるような人が多いはず

それまでに気力体力の多くを使い切ってしまっていたら

もう8時間後には家を出ないといけないような状況だったら

「食」に興味があり、
それが癒しとなるタイプの人ならいいのですが、
そうでない場合、
これ以上、何かに「手間」や「時間」、
「精神的リソース」を費やせるでしょうか

否。
この食に対する格差は止まらないし、
この流れはどうやっても止められない、と私は考えます。
この対策として、海外では、スナック菓子や清涼飲料水に、
酒税と同じく税金を課す国もあるほど。
だけど、酒税があるからといって、
お酒を飲む人がいなくならないように、
課税しても「第3分類」を好む人は必ずいるでしょう。
しかし、少なくとも、自分は選べます

どうすればいいのか、
答えは自分で探していくしかないのではないかなあ~
などと吉田は思いました

みなさんは、どう思われますか~

では、また

身体バランス調整士 吉田 佳代
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